今回は転職における失敗談を10個ご紹介します。珍しいことではなくなった転職ですが、その分失敗談も数多く聞かれます。失敗談を参考に、そこから学びを得て自分の転職活動にぜひ活かしてみてください。自分がのびのびと働ける会社探しの手助けになるでしょう。
転職における失敗談とその回避方法はほとんど同じである
近ごろは転職をすることは、そう珍しいことではなくなりました。しかし、多くの人がより良い条件の会社に転職しようとして失敗し、また転職するという悪循環に陥っています。
今回は転職の失敗談をご紹介しますが、その方法で失敗したのなら、その逆の行動をすれば成功につながります。失敗と成功は紙一重のことなので、誰でも失敗を回避することができるでしょう。
転職を行った人の失敗談10個
自分にとっての好条件の会社を探すことは大切ですが、自分に都合のいいところばかりに目を向けていてはいけません。視野が狭まればその分失敗の確率は上がります。
これから、転職をした人たちが実際に経験して分かった失敗談を10個ご紹介します。ぜひこれからの自分の転職活動に活かしていきましょう。何に注意すればいいのかが分かれば、周りの人から一歩リードできるでしょう。
転職を行った人の失敗談1:社風になじめなかった
条件は良いのに、入ってみたら社風が合わなかったということは失敗談として多々あります。社風に関しては、事前に調べると言っても限度があります。募集条件などの資料からは一切わからないことだからです。
この失敗をしないためには、面接での上司の対応や表情をよく観察することや、知り合いにそこで働いている人がいれば、内部の環境はどうかを聞いておくことが大切です。
転職を行った人の失敗談2:思っていた仕事内容と違った
転職先を探す時にはいろいろな転職サイトで勤務条件や、募集内容を比較して決めることが多いでしょう。しかし働き始めてから気づく、書かれていた内容との相違点が見えてくることがあります。
会社の中には、営業、経理、総務、人事などありとあらゆる部署がありますが、企業によって同じ営業でも仕事範囲に違いがあります。必ずその会社のホームページなどをチェックして、希望内容と一致しているか確かめましょう。
転職を行った人の失敗談3:想像以上に激務だった
転職前はこの勤務条件だったら自分でも出来そうだ、と考えて応募したものの、いざ働いてみたら想像以上に大変だったということも失敗談としては良く聞く話です。
立ち仕事ではないから楽そうに思えても、同じ姿勢でずっとパソコンを操作することは大変であったり、体力があるからと力仕事の会社に入ったら少し人より体力に自信があるぐらいではついて行けなかったりすることもあります。
転職を行った人の失敗談4:ワンマン社長がいた
勤務条件、社風共にとても自分に合った良い会社だったとしても、自分の直属の上司がワンマン社長だとストレスになります。いくら同僚がいい人でも、社長から指摘を毎日されたり、一方的に仕事を押し付けられたりする環境では長くは続きません。
必ずその会社に決める前に、そこで働いている人の声を確かめてみましょう。意外と多く聞かれる失敗談の1つです。
転職を行った人の失敗談5:とにかく焦って決めてしまった
早く転職先を決めて安定した生活を送りたいとは誰もが思うことですが、就職先を早く決定することばかりに注意を向けていては良い会社に入ることは難しいです。
焦って決めると、確認し忘れていたことがあり、働き始めてからこんなはずではなかった、と後悔することになりかねません。はやる気持ちを抑えて、転職先は慎重に決めましょう。焦って決めてしまったことで、また転職することになったという失敗談はよく聞きます。
転職を行った人の失敗談6:決めた会社がブラック企業だった
条件がとても良く、有給や社員の権利がきちんと守られているように見えて、実はブラック企業だったという失敗談を聞くことが稀にあります。
その会社がブラック企業かどうかは、ネットで調べてみるとすぐにわかるでしょう。全ての情報を鵜呑みにしてはいけませんが、良くない口コミが多ければ、一度本当にその会社でいいのか考え直してみましょう。
転職を行った人の失敗談7:会社の業務に実力がついて行かなかった
前職と同じ系列の会社に転職する場合、それまでの経験を活かして転職活動を行っている人も多いことでしょう。同じ業務内容なら、会社ごとに多少のシステムは違えど、基本的な業務にはあまり差がないからです。
しかし、経験者を募集条件にしている会社は即戦力となる人を求めていることが多々あります。「素人よりは少しできます」程度で、その仕事を任せてくださいという安請け合いをすると困ることになるでしょう。
転職を行った人の失敗談8:長期的に勤めている人がいなかった
好条件に惹かれ、入った会社で働き始めると周りにも転職で入った人が多く、その会社で長く勤めている人がほとんどいなかったという失敗談を聞くことがあります。
長期的に勤めている人が少ないということは、その会社には何らかの問題があり、みんな数年したら辞めてしまっているということです。勤続年数がどれぐらいの人が多いのかを事前にチェックしておくと良いでしょう。
転職を行った人の失敗談9:一つの条件にこだわり過ぎてしまった
自分の中でこれだけは譲れないポイントがあることはとてもよいことです。妥協せず、理想の職場を探すには欠かせないでしょう。しかし、その条件にばかり的を絞って転職活動をすることは、視野を狭めてしまいます。
こだわりのポイントはクリアしているけれど、その他の面で納得のいかない会社だった、という失敗談は良く聞く話です。さまざまな角度から転職する会社を見極めることが大切です。
転職を行った人の失敗談10:複数の会社に応募しなかった
転職における失敗談として多く聞かれるものの1つに、「複数の会社を受けなかった」という事例があります。自分の出来る仕事範囲で、条件が合いそうな会社に絞ってしまったことで、業界や業務内容も狭くなり、うまく入りたい会社が見つからないことがあります。
今現在働いている職種とは全く別の分野でも、仕事内容をよく確認することで、転職先の候補となり幅広い職業から選択できるようになります。
転職の失敗談から学ぶべきこと3つ
ここまでで、転職における失敗談を10個ご紹介してきました。さまざまな失敗談をもとに、自分が転職するときは同じ失敗を犯さなくて済むように、学んでいきましょう。
ここでは、転職する際に最低限心に留めておいてほしい事柄を3つご紹介します。この基本的なことを忘れずにいい会社を見つけられるよう努力を惜しまないでください。
転職の失敗談から学ぶべきこと1:相手の会社のことをちゃんと調べる
大手会社だから、よく聞く会社だからという理由からその会社を転職先に選ぶ人もいますが、それは避けるべきです。きちんとその会社のホームページをチェックしたり、資料を取り寄せたりして自分の目で確認することが大切です。
周りの人にとっては良い条件でも、自分には当てはまらないこともあります。ネームバリューだけにとらわれず、細部までしっかり確認しましょう。
転職の失敗談から学ぶべきこと2:転職は時間がかかるものと覚悟する
失敗談の5つ目にもありましたが、転職先を焦って決めてはいけません。すぐに安定したいと思うことはありますが、自分に合った好条件の会社を見つけるには時間がかかるものだと思うことが大切です。
会社には大手から中小企業、と数えきれない数あります。その中から自分に最適な会社を見つけるのですから、時間がかかって当然です。転職の際は、できるだけ期間のゆとりを持って取り組むことで、心にもゆとりが生まれます。
転職の失敗談から学ぶべきこと3:絶対に譲れない基準を決める
失敗談9で、自分の中で譲れないポイントを持ちすぎてもいけないと紹介しましたが、逆に転職するときに何も基準を設けないのも失敗する原因の1つになります。
最低このポイントは譲れないというものを1つ決めておくことで、闇雲に活動することが無くなり、効率が良くなります。また、何も考えずに保証条件が良いからと入った後、働き始めてから本当はもっと違う条件の方が良かったと気付くことがあります。
転職の失敗談を参考にしましょう
今回は転職における失敗談を10個ご紹介し、その失敗談から学ぶことは何かを書いてきました。今の時代転職は珍しくなく、募集も随時されています。しかし、その一方で転職者が増えたということは、ライバルもたくさんいるということです。
先に転職した人たちの失敗談を簡単にネットで調べることのできる今、その情報を使って有利に転職活動をしていきましょう。諦めなければ、自分に合った会社は必ず見つかるでしょう。


